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株式投資の買うタイミングと、調べるタイミングはズレる

 

株式投資の初心者は、投資に関して面白い話を聞けば、対象となる銘柄のことが気になり、いてもたってもいられなくなり、ついつい買ってしまいます。

株主優待の話を聞いたら、その銘柄がほしくなってしまうのです。例えばコメダ珈琲についての説明を受けると、運営母体であるコメダホールディングスの株式が欲しくなってしまいます。

これは何も株主優待に限った話ではなく、株式投資全般に見られる傾向です。投資雑誌でニュースを見る、有名投資家が注目しているとSNSで公表するのを聞くと、思わずその銘柄を購入してしまうのですね。

ところが、相場に慣れてくると普段から銘柄研究はしているものの、実際に購入するタイミングをずらして買うようになります。この銘柄が面白そうだ、コメダホールディングスの株が面白そうだと考えても買うタイミングを計るようになるのです。

今回は投資先の銘柄について詳しく調べるタイミングと、実際に投資するタイミングをずらして購入するべき理由を、私の体験談を交えながら話をします。

購入する手順

では私はどうやって株式を購入するかといいますとまずは会社の情報を調べます。情報の取得手段は様々ですが、その銘柄について個人投資家として調べられる限りで様々なことを調べてみます。

IRなどを調べる

まず、個人投資家が得られる情報としては、企業の発信しているIR情報です。数値的なものもそうですが、私は投資するにあたってオーナー企業の経営者の個性を知りたいので、経営者がどのような人生を歩んできてここに至ったかを調べます。

企業経営は順風満帆な時ばかりではありませんから、苦しい時もあります。複数の事業を立ち上げておいてどのようにしてその難局を切り抜けたか、内部留保をためてしのいだのかなどを確認します。

また、将来に向けてどのようなビジネスモデルを考えているのか、その会社の強みは一言で言うと何なのかを調べます。

会社の強みは何なのかを知る

会社がある程度大きくなってくれば、その会社独自の強みはオーナー経営者がいなくとも伝承されるDNAが役職員にそなわっていますので、オーナー以外に求めることもできるのですが、小型株の段階では、実際には強みがオーナーの存在そのものにある場合もあります。

日本電産やソフトバンクグループなどはその典型ですよね。それ以外の人が経営したとしてもあそこまで大きくなるかどうかはわかりません。たぐいまれなる才覚と、オーナーであるという2つの条件が合わさってこそあそこまで大きくなるわけです。

調べた後少しずつ購入する

さて、会社のことをそれなりに調べた後に少しずつ株価を買っていきます。すこし買うことはありますが、本腰を入れてすぐに購入することありません。時間をおいてから本格的に購入をしていきます。

ニュースによってその銘柄のことを知るのはいいのですけれども、そのタイミングですぐに購入するということもしません。マスコミが銘柄のことを取り上げているのは、その株式にスポットライトが当たっており株価が上昇しているときです。

二流投資家の我々はこれぞと思った銘柄でも、一度に買わず分割で仕掛けていくのがいいでしょう。分割売買であれば、上がったとしても下がったとしても価格変動に対処しやすくなります。

少し購入してみるのはいい

先ほどは本格的に購入するには時間を空けて購入するというお話をしましたけれども、100株、200株というレベルの試し買いは、資金にもよりますがやってもいいでしょう。

自分がポジションを持つと、ニュースにも敏感に反応できるようになります。

こうした感覚というのは、いかに研究を続けていても株式を保有していない限りは体感としてもわかりません。そこで、プレッシャーにならない程度で保有しておくといいでしょう。

その意味では株主優待券がついている銘柄というのは100株だけ購入するいい言い訳ができますから、買いたい銘柄が100株から株主優待を出していれば購入しやすいですね。

ピックルスコーポレーション

私の場合もピックルスコーポレーションはそのような気軽な気持ちで購入したものになります。この銘柄も不況に強く縮小する、キムチ業界でも生き残っていけるんじゃないかという軽い気持ちで購入して見たところ、その後値上がりしていたという銘柄です。

また一撃で株式を買わないということをモットーにしておりますので分散して購入しています 。買うとなってもまだ待っています。投資家として2流だと自覚している分、購入タイミング

待つことができたら半分買ったようなもの

ここまで書いている私でさえ購入するタイミングを待つというのはそれなりに大変なことです。思い立ったらすぐに購入したいという本能に逆らって待っているのですから無理もありません。

しかし、株式市場で話題となっている銘柄を購入することは得てして高くつきます。

もちろん高値でかってそれよりも高値で売り抜ける投資法を得意としているのであれば、全く問題はありません。

この投資方法でもさらに大きく資産を増やすことができる のですが、株式の売買タイミングをはかる必要がありますのでそれなりに熟練が必要であることは覚悟してください。

二流投資家は待っていればいい

そこまでの実力がなく、高値を追いかけていく投資法で起こりうる失敗を避けたいのであれば、なるべく盛り上がっているタイミングではない時期に購入することで失敗の確率を下げることができます。

待つことができず失敗する人が半分いるとするならば、タイミングを待つだけで勝ち組、少数派に入ることができるのです。

株式投資は、買うのもまつ、保有中も売り時が来るまで待つ、また次のタイミングが来るまで待つ、と常にタイミングをずらして仕掛けることができるようになれば、上達したといえます。

 

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