久しぶりの投稿となりました。
仕事が忙しかったこともありますが、株式市場の成長株戦略が全く機能しなくなってからというもの、バリュー株投資に切り替えることができなかったのでいたずらに時間を浪費してしまった気がします。
株式市場の気まぐれさと、専門家の意見はあてにならないという経験則をはからずも自分で思い知ることになりました。
株式市場の状況は、いまやインフレにおののいています。米国の長期金利が4%を伺う状況になるなかで、成長株の実質的な利回りはこれまでと格段にさがっています。
ゼロ金利下においてはPER100倍だった銘柄、すなわち株式益回り1%だった銘柄も、今後の高い成長性を加味して高い株価を許容していましたが、今では相当株価が下がらないと高い成長性を加味しても実質的な益回りがなくなります。
米国10年債が4%の金利水準なのであれば、株式の益回りは成長性を加味して4%以上なければ投資対象になりません。この状況がどこまで続くかはわかりませんが、しばらくの間は成長株に逆風が続く展開は続きそうです。
といっても世界中であふれている巨額のリスクマネーを吸収できるのは株式市場を除いて他にありませんから、いずれは株にお金が戻ってきます。成長株投資のスタンスに対する考え方は一年前とは大きく変わりました。
丁度リーマンショックが起こる直前の2007年と2008年で全く資本市場の様相が変わったようにです。
米国で起こっていることは日本にも遅れて波及してきますから、今後も金利動向には目が離せません。
ここから債券を買うというのはいい選択肢におもえますが、債券を購入したい人は既にお腹いっぱいに買っていて、金利上昇(価格下落)が心配で損切りしている方の勢いが強い。その結果が長期金利の上昇です。
一発逆転で大きく上昇する銘柄を探すには今後伸びそうな業界を探すことからになりますが、これまで手あかがついた銘柄ではなく、世の中の変化にそのヒントがあります。
丁寧に世の中のトレンドを読み解くため幅広く情報収集する機会が必要な時期がやってきた気がします。
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