長期で手堅く資産を増やしたい方にとって、インデックスファンドは有効な投資方法です。過去の歴史がインデックスファンドで資産形成できたことを物語っています。米国株と違って、これまでインデックス投資が効果がないといわれてきた日本株ですら、最近の株価上昇によってインデックスファンドが機能することがわかりました。
でも、初心者の方は大切なことを間違って覚えています。それは、インデックスファンドを勉強してしまう、という過ちです。
本来インデックスファンドは何も金融知識がなくともそれなりのリターンを得ることができるように設計された金融商品だからです。
このページではインデックスファンドの投資で勉強をしなくていい理由を解説します。
長期・積立・分散がインデックスファンドの基本
インデックスファンドの鉄則は、長期・積立・分散です。
一つずつ説明しますね。
長期とはその名の通り、長期間資産運用を続けるということです。1年、2年で資産を増やすということではなく、10年20年インデックスファンドで資産運用をするということです。
実際に私も確定拠出年金で入社時より10年以上資産をつづけています。
積立というのは、毎月お金をインデックスファンドを購入すること。月数千円でもずっと続けることが大切です。
分散というのは、一つの銘柄ではなく複数の銘柄にお金を投じるということです。インデックスファンドは何十・何百もの銘柄から構成されていますから、自動的に複数の銘柄に投資することになります。
いかに多く購入し続けることだけに集中する
しかし、あえて申し上げましょう。インデックス投資で資産形成をしたいのであれば、これらのことは意識しなくて構いません。インデックスファンドを購入すると決めたら買い続ける。
これだけを意識してください。極論をいえば、ドルコスト平均法(毎月定額を積み立てる)すら意識する必要もありません。
購入するまでに、インデックスファンドの仕組みを勉強することは大事でしょう。
しかし 自分のなかで一度腑に落ちてしまえば、後はもう何も勉強する事はありません。
どんな時も投資を続ける覚悟を持つ
むしろ大事なことは、投資を続けるという精神力です。
株式市場というのは常にあるべき価値より買われたり、売られたりします。
直近では、2020年の3月、コロナショックの時がいい例です。
コロナショックを必要以上に怖がった結果、株価は一時暴落しました。そうした時にも過去の歴史を見て株価指数は上昇し続けているということを信じられるかどうか。
そして、今後も資本主義は成長しすぎるということを深く信じて投資をし続けられるか、これが大切です。
インデックスファンドだけで行くと決めたのであれば、そして、インデックスファンドにお金を毎月つぎ込む姿勢を体制を作ったのであれば、あとはどれだけ多くのお金をインデックスファンドに入れられるかどうかだけを考えてください。
インデックス投資家はニュースも見なくていい
ニュースも一切見る必要ありません。 むしろ余計なニュースを見てしまうほうが下がった時に買い付けをしなくなってしまう可能性があります。
インデックス投資をこれから始める方は、今後下落時ほど精神的に弱くなり、誰かのお墨付きがほしくなり、ネットなどで情報を調べに調べると思います。
それをしてしまう気持ちはわかるのですが、何を調べても、どんな人に話を聞いても納得のいく答えは得られません。自分自身の強い信念以外は助けになりません。
確定拠出年金(401k)の制度運営を行っている企業年金連合会の2018年統計によりますと、制度が開始されてからこれまでの平均利回りは2.3%です。
リーマンショック後も続けていれば、現在10%ぐらいの利回りはあるのですが、途中でニュースが見たがゆえに怖くなってやめてしまった。
怖くなって辞めるぐらいであれば見ない方がいいという何よりの証拠でしょう。
このようにインデックスファンドで資産形成するというのであればお金をつぎ込むこと以外は何も意識しないでください。それが20年後、30年後にまとまった資産を作る秘訣です。
まとめ
インデックス投資をすると決めたら、一心に投資額を増やすことだけを考えましょう。一切ニュースを見る必要はありません。極論すれば、このブログすら見る必要もありませんが、さびしいので時々訪問していただけるとうれしいです。
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