投資コラム

値下がりの不安と付き合うのが長期投資

2020年3月のコロナショック、そして同年8月の安倍首相電撃辞任でもそうですが、マーケットに不安材料が生まれると、一度ポジションを手じまって、様子を見ようという動きがでてきます。

確かに不確実性が高まると市場の価格変動は大きくなります。一時的に含み損となることも多いでしょう。しかし、そうした価格変動はよくおこるもの、どんなに業績がいい会社のことでも平気で株は半分になるもの、という感覚で、株価が上下に揺れ動くことになれることが投資家の資質です。

事業をご自身で営まれている方であればわかると思いますが、どんなに経営が上手な社長でも、そこはかとない不安を抱えながら、不安を打ち消すための先手を常に考えておく。最悪の事態を想定して、楽観的に構えるともいいますか、最終的にはなんとかなるさという心持ちで経営されているものです。

投資家の場合は経営を他人に委託している分(オーナー社長以外)、その悩みが事業にかかわるものではなく、株価の上下になるのですが、不安感を抱えながら投資に臨むという意味では同じかもしれません。

もっといってしまえば、安全に投資できるタイミングなどひと時もないということです。投資家の不安と希望に揺れ動く心理状態から常に株価は変動しており、首相が辞任しただけでポジションを動かしていては、成り立つ長期投資の戦略も成り立ちません。

金融緩和政策はもはや安倍前首相だけではなく、日本政府として取らざるを得ない選択肢であり、今後も金融緩和の流れが続いていきます。この流れを意識して投資することが大切であり、その中で仕掛け的に発生するショックは長期投資家なら受け止めるべきレベルの話です。

もちろんご自身の考えで一度手じまうという考えを否定している訳ではありません。投資スタイルは百人百色ですから、短期取引の方は特に想定外の事態として手じまうこともあるでしょう。

不安を感じないようにするのはどうすればいいのか、ということではなく、投資に慣れることで不安を飼いならすのが大事です。うまく恐怖心と付き合っていくのです。大丈夫、実際には上がるも下がるも半分。長期的には勝つ確率が高い戦略を取っているのですから。

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