情報を得ようとして、投資のことをしらべるために相場に張り付いて状況をチェックする投資家が居ます。しかし、この方法は本業を持っている個人投資家にとっては、コストパフォーマンスがわるいです。
そのやり方では投資をしている限り張り付かなければなりませんし、ライバルが強く生き残るのが大変です。このページでは個人投資家が生き残るためには市況をみないでいい理由について解説します。
中長期の取引スタイルならば日々の値動きは関係ない
中長期取引の成長株投資スタイルであれば、1日の値動きというのはあまり投資行動に影響がありません。中長期的には 株価は会社の収益に収斂しますし、中長期株式投資は、それを狙って取引しているからです。
証券口座を見れば見るほど、証券会社の狙いにハマる
証券会社があなたに様々な商品を紹介する理由は何でしょうか。それはあなたに様々な商品を出来るだけ頻繁に取引してもらいたいからです。
私のような長期投資家は一度わずかな売買手数料を払うと何年間も売買しないことがあります。預かり資産が増えていたとしても、あまりおいしいお客さんではありません。
証券会社にとって一番美味しいお客さんは毎日頻繁に取引してくれるお客さんです。そのために証券会社は魅力的な商品説明をしますし、簡単に注文できるツールを用意しています。
証券会社の Web サイトにアクセスすればするほど、証券会社の思惑にはまってしまいます。中長期取引をするつもりでいても、魅力的な商品紹介を見るとついつい短期売買をしてしまうのです。
本業への影響が出る
本業を持っており、日中働いているサラリーマンであれば、株式市場の状況を常に確認するのは難しいでしょう。
トイレにこもって取引するなどしても、あまり割りがよくありません。短期取引は1トレードで得られる利益というのは限定されています。利益を確定させつつ、損失を少なくする。これをコツコツと積み重ねるのが短期投資です。
短期取引は相当本腰を入れてやらないと、すぐに上級者に負けてしまいます。
どうしても株価が気になる人は
そういう方は定期的に見ましょう。我慢はよくないです。見るだけ見てから、対策を考えましょう。
見てもいいのですが、見たからといって取引をしないという習慣をつけることが大事です。もし、証券口座にログインして、その流れで取引をするとまさにこれは感情に流された取引になります。感情のままに取引しますと、負ける可能性が高くなります。
株式投資は掛け算
株式投資は掛け算の世界です。すなわち、いくら証券口座にお金を入金できたかどうか。これが将来的な掛け算のもとになる数字で、とても大切です。最初は特にお金をたくさん入れることが大事です。
1万円を100倍にすると100万円です。また、100万円を2倍にしたら200万円です。個人投資家が最終的にほしいのはまとまった金額。ですから、まずどれだけのお金をつぎ込んで行けるかということを意識してください。
株式相場の様子を見ても大丈夫
とは言いましたが、私も証券口座を確認しますし、見ても構いません。ただそれはあくまで気晴らしであって、株式投資にはあまり影響しません。
いわば場中はプロが活発に取引をしている時間帯です。ライバルがつよい時間帯で勝負するよりも、より弱い相手と戦って勝てばいい。
新規ビジネス参入を考える起業家も、参入しようとしているマーケットに強力なライバルがいないかを確認します。株式投資でも同じことです。ライバルがいるけど、弱い相手に勝つという発想が必要です。
まとめ
このページでは取引時間中に株価を見続けても儲けることができない、理由について説明しました。
最初は証券会社が提供するサービスで、株価がリアルタイムで変化する様子がとても魅力的で、これを見ているのが相場上級者のように感じてしまいますが、そんなことはありません。
中長期投資を志すのであれば、日中頻繁に相場を見る必要はありませんし、リアルタイム性の高い情報を捉えてもあまり意味がありません。
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