成長株投資

普通のことを続けるだけで株式投資で勝ち組になれる

成長株投資は普通のサラリーマンに向いた投資法

上場株式の投資で成長株を探すというのは、当然ながら公開情報を基に投資をすることです。企業が公認会計士の監査を経て金融庁や証券取引所に提出した財務諸表を中心に、社長、会社としての強みを分析して投資をするのです。

そこに自分の知識、知恵を加えて、どの会社が伸びそうかという仮説を打ち立て、実際に投資をすることでその仮説を検証するのです。自分の見立て通りに企業が成長を続ければ株価は上昇していくでしょうし、最初はもくろみ通り動いていたとしても、途中で企業の成長が止まってしまうこともあります。

時間をかけて投資することができますので、日中忙しいサラリーマンでも無理なく投資ができるため、再現性が高い投資法になります。

どんなにすばらしい成長ストーリーも外れる

ただし、再現性があるといっても、保有しているだけですべてうまくいくという訳ではありません。買った銘柄がすべて上がるかといえば、そんなことはありません。すべての銘柄の成長ストーリーを信じて株式を購入するのですが、見込み通りになる確率は単純に考えて50%です。

投資家サイドでどんなに確からしい仮説を打ち立てたところで、世の中何が起こるかわかりませんから、あてにはできません。東日本大震災やコロナウィルスの蔓延など、事前に誰が予想することができたでしょうか。

ですから、私は60%ぐらいで2倍になる、最大に自信があって70%ぐらいの確率で2倍になるだろうというころまでしか予想することはできないという前提で株式投資に臨みます。

定期収入があるサラリーマンは成長株投資に有利

定期的に給料があるサラリーマンの強みを生かした成長株投資法ということであれば、毎月の給料を天引き貯金して投資口座にまわすほか、発行会社から受領した配当金、貸株金利、株主優待などをすべて再投資に回して、目標金額まで再投資を続けるのがおすすめです。

企業の自然な成長によって、株価は次第に上昇するのに加えて、再投資が資産の増加を加速するからです。これは配当金を受け取れるぐらいの長期間投資をしていなければ実感することができません。企業の成長には相当時間がかかるからです。

他のことにあてている時間を投資に費やす

成長株投資の勉強というのはそんなに難しいことではありません。事業と違って、自分でコントロールできる範囲が少ないのです。投資する会社を見つけて、あとは買うだけです。

事業であれば、すべてを自分がコントロールして事業の拡大を目指していくのですが、株式投資の場合は、自分に代わって資産をうまく増やしてくれる有能な経営者を選択することしかできません。また株価も自分でコントロールすることができません。

特に長期投資であれば、一度投資してしまえば、その仮説が正しいかどうかを見極めるには3年ぐらいの時間がかかりますから、その間は経営者が定期的に発信するメッセージ(有価証券報告書、決算短信、決算説明会などの資料)を参考にして保有を継続するかどうかを決めるだけです。

投資先を絞り込んで購入するまでの一連の流れについては勉強する必要がありますが、短期投資のようにいつも株価を追いかけていなければならないなど、日常的に投資におわれるということはありません。

時間がないという方もいらっしゃるかも知れませんが、私たちの時間は様々なメディアによって奪われ続けています。典型例がスマートフォンで見る動画・文字情報です。何となくウェブサイトをみていたら一時間がたっていたなんて経験は皆様にもあるはずです。

こうした時間を少し削って投資の勉強に回しているのが成功する成長株投資家です。その意味で成長株投資とは、普通に調べられることを一生懸命コツコツと続ける投資法といえるでしょう。

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