投資コラム

他人のお金でリスクを取らずに儲けるのが金融のプロ

他人のカネで稼ぐのがプロ

株式投資について詳しく知らない初心者の方の中には、証券会社や銀行といった金融業の専門家に意見を仰げばより投資成績が上がると考えている人がいますが、全くの間違いです。

むしろ、いくら彼らの話を聞いたとしても成績は上がりません。金融業のプロとは自分で一切のリスクを取らず、顧客のお金から分け前を取る存在だからです。このページではなぜ金融機関のいうことを聞いて投資してはいけないのか、そしてどのように投資すればいいのかについて解説します。

金融機関の職員は株なんてやっていない

金融機関の職員は、内部的なルールのこともありあまり株式投資が好きではありません。別に株マニアになれとは言いませんが、全く興味がないのにもかかわらず、真面目な金融機関の職員は必死に頭の中に知識を詰め込んで、顧客に商品を販売しています。

要は株式投資を経験したことがないのにもかかわらず、資格だけ取ってアドバイスをしているのです。野球をしたことがないコーチに野球を習うでしょうか。習字を習ったことがない人に教えを乞うでしょうか。料理を作ったことがない人に料理を習うでしょうか。

金融商品というとっつきにくい商品を販売しているから本質が見えにくくなっています。経験したことがない素人から説明を受けているのだ、と気づくことが大切です。

金融商品の販売はやってはいけないことだらけ

金融商品の販売は、その販売方法が法律で厳しく制限されています。説明しなければならない事項、説明してはいけない事項が事細かに定められています。その内容も内部監査でチェックされているので、もしそのルールを守っていないことが判明すると社内規程違反として大きな罰則を受けるため、みな必死にルールにしたがっています。

仕方がないことではあるのですが、特に担当者が販売する金融商品の見通しを述べることが許されていないのです。金融商品取引法では、営業員が断定的な判断を下して販売してはいけないというルールになっているからです。

ですから、延々と市場の見通しだの、売れ筋の商品であるだの、本筋とは全く関係のないことを話さざるを得ません。特に社内の電話ではすべてが録音されているので、相当話し方に気を使っているのです。

営業は、実際に自分が体験したものを自信を持って売るものであり、顧客はその営業担当者自身の経験に裏打ちされたストーリーに共感して商品・サービスを販売するものです。

これが金融商品の販売になると一切それが認められないのですから、営業担当者が話せるのはちょっと調べれば本やネットで得られる話だけです。つまり営業担当者の話を聞いても聞かなくても情報量としては同じです。

これは、よくわからないし金融の話は難しそう、金融機関のいうことを聞いて決めるのが一番だ、という顧客の勘違いによって成り立っている商売といえます。

強制的に勉強させられるので、表面的な知識だけは豊富

金融機関では販売のために金融商品の知識を習得するよう勉強させられます。証券外務員資格はもちろんのこと、保険・年金制度・法律などについても勉強しなければなりません。ですから、彼らの話を聞いていると詳しいと感心させられることがあります。

しかし、勉強する内容は、株式投資に興味がない偉い人が、株式投資に興味のない担当者向けにつくったものですから、表面的な知識を詰め込むだけのものです。はっきり言って、いくら資格を持っていようが株式投資でいかに儲けるか、という知識とは一切関係がありません。

金融機関が売りたい商品を売るのが仕事

露骨なノルマ設定はなくなったとはいえ、未だに金融機関の営業担当者には金融商品の販売目標が設定されています。その月に強化販売したい投資信託や、公募増資などを右から左にさばかなければいけません。

会社が営業担当者に売れと指示した金融商品を売ることだけが彼らの仕事であり、あなたの資産がどうなろうが知ったことではありません。あまりにも露骨に回転売買などをさせると昨今当局から目をつけられますから減ってはいますが、顧客資産を次第に増やし、その残高から数パーセントずつとることが最大の目的です。

金融機関に株式投資をしていいか聞きに行くのは、まったくもって意味のないことです。彼らはとにかく商品を売りたいのですから、投資を進めるに決まっています。

こうした金融機関の姿勢を皮肉った世界一の投資家ウォーレンバフェットの名言をご紹介しましょう。

「ウォール街や証券会社のセールスマンに推奨銘柄があるかと聞くことは、床屋に行って今日は散髪したほうがいいかと聞くようなものだ。」

あなた以外誰も投資リスクを取っていないことに気付くべき

プロの仕事とはあなたを儲けさせる有用なアドバイスをすることではありません。どうやって顧客により多くのリスクを取らせて、株式や投資信託の売買をして手数料を支払ってもらうかが勝負です。

証券会社や銀行だけではありません。証券取引所、金融庁、日経新聞、投資情報誌を出す出版社、誰一人投資に関連する金銭的なリスクを取っていません。すべてあなたの大切な資産からリスクを取らずにお金儲けをしようとしている人たちの集まりです。

プロにアドバイスを聞いても、彼らはそれぞれ彼らの仕事をするだけで、顧客のためにはなんら貢献しません。お決まりの言葉は「株式投資は自己責任です」。

投資の知識がない人はどうすればいいのか

では現在株式投資を始めたいと思っている人で、知識がない人はどうすればいいのでしょうか。投資を通じてどのようになりたいのかで2つの方法にわかれます。以下、インデックスファンドへの投資と個別株投資をご紹介します。

投資に手間をかけたくない人はインデックスファンド一択

株式投資をしたいのであれば、インデックスファンドを買ってください。それ以上何も調べる必要はありません。手数料の安いインターネット証券でしらべ、日経平均、ニューヨークダウ平均、ナスダックなどどれでもお好きなインデックスファンドを購入してください。追加で何も勉強しなくていいです。投資目的で、投資情報誌も日経新聞も見なくていいです。

むしろ、インデックスファンドで大切なのは資金量です。信託報酬など細かい話よりも、いかに多く資金を投資に回せるかを常に意識してください。

それ以上の成績を出したい人は、個別株投資

アクティブ投資信託もいいものもあるが、自分で代替可能です。投資信託にはデメリットもあり個人の強みを活かして戦えば、勝つ余地はあるからです。個別株投資は投資信託に比べて、価格変動が激しいです。大きく損をすることもありますが、儲けることも可能です。

個別株投資でも短期投資から長期投資まで様々な投資スタイルがあり、それぞれの投資スタイルでも、人によって手法が異なります。私の場合はオーナー企業への長期投資を中心に資産運用をしており、このサイトではその方法について解説しています。

まとめ

金融機関は、株式投資の素人で、実践に必要な知識を持っていません。詳しいようにも見えますが、投資に関係ない知識ばかりですから、金融機関のアドバイスは投資において無意味です。

金融のプロとは、将来の株価見通しを当てることではなく、いかに顧客からノーリスクで手数料をせしめるか、です。

投資そのものに興味がない人はインデックスファンド、そして投資に興味がある人は個別株投資がおすすめです。

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