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今週(2021年1月24号)の日経ヴェリタス記事

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 今週は日経平均株価が金額3万円に接近している状況においてどのような投資戦略が有効なのかということについて 特集が組まれています。

記事の要点としては、バリュー投資でいくのか、それともグロース投資でいくのか。それぞれの投資手法に応じて投資候補となる大型株を紹介しています。

特集の概要

足元の相場では、現在業績改善がすすんでいることを評価して、バリュー株が大きく買われています。大型株中心になりますので、企業業績が回復基調を織り込み始めています。

グロース株は、一方であまりさえません。東証マザーズ指数は3か月前から横ばいで推移しています。お金が今は割安配当株に向かっている状況ですので、仕方がありません。

その中でもねらい目の大型成長株として、MonotaRO、オービック、浜松ホトニクス、レーザーテックなどが紹介されています。

株価が上がれば こうした銘柄は長期的な成長を期待されて、割高なままで推移しますが 業績が安定的にする限りはその割高感が 消えるということはなく株価が上昇して行きます。

個人投資家はこの場面でバリュー株、グロース株どちらの戦略をとるべきか

はっきりとグロース優位の展開になっていますから、成長株投資は厳しいところです。ただし、資産倍増を目指すのであれば引き続き成長株投資も考えなければなりません。グロース株で得られる株価の上昇は一般的に言って少ないのです。

ですから、将来的に大きくお金を儲けたいと思っている人は、どんな場面でもある程度割高成長株を狙っていかなければなりません。相場つきがいつまでも同じではなく、バリューとグロースが逆転することもあり得ます。

ここから乗り換えるのはありか

バリュー株投資を進められてきた方は、これから業績の改善に伴う配当金の増加、そして株価の上昇が期待できる局面です。しかし、これまでバリュー株投資に手を出していなかった投資家がこれからバリュー株投資に転向するというのではうまくいかないかもしれません。

現時点でバリュー株投資に成功している投資家は、さんざんバリュー投資は終わった、もう過去の投資法だと言われながらもそれに耐え抜いてこの上昇を味わっているのです。

この上昇はいつまで続くかわかりません。一時的に下落する場面では、安値から保有し続けていて、含み益がある投資家と乗り換えてきた投資家では心理状況が違います。そしてこのような揺さぶりの相場は、やってくると思っておいた方がいいです。

辛抱できない投資家が急にバリュー投資に転向しても、ゆったりとした値動きにしびれを切らすこと請け合いです。

グロース株(成長株)は仕込み時

逆に成長株は仕込み時の時期といえます。短期的なスパンでとらえている方には今のところは面白くない展開が続きますが、1年、2年という単位で投資をしている人は、淡々とグロース株をポートフォリオに加えるのも大事です。

実際に私も投資方針を変更することなく、未だにグロース株を購入し続けています。

成長株はどこかの段階でもちろん成長が鈍化するということは考えられますので株価が2倍3倍になったところで一部利益を確定する。このことで、取得単価を大きく下げて、ばあいによってはフリートレードにすることが賢明です。

利益を確保しながらさらに利益を高く増やしていくという戦略

私も実際に過去売買したSHIFTについては一部を売却してすでに実質タダの状況にして投資を続けています。大勝できなくてもいいので、負けない投資を常に考えることが大事です。

いずれにしても新聞のネタに飛びついたらダメ

新聞の宿命なのですが、既に盛り上がっている銘柄を特集することになります。さえない銘柄に陽の光をあてるのは投資家の仕事で、新聞社の仕事ではありません。

株式投資に限らず、マスコミは今まさに流行っているものを追いかけているのであり、マスコミに取り上げられた情報を後追いして投資してもタイミングを逸しています。

まとめ

 

新聞を見るとついつい自分のペースが乱れがちになります。新聞は今はやっているネタを追いかけるものですから、話題性のある銘柄、大きく上昇した銘柄を特集するのは当然ですがが、それを見て買うというのは、失敗する2流投資家の投資手法です。

私の場合2~3年のタームで取引しますので、グロース株の目先の横ばい状況も好機と見ます。グロース株が劣勢に立たされているところですが、私としてはゆっくりとしたペースで株式を追加購入していきます。もちろん資金の配分を意識することも忘れずに。

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